「こんな対応をしてみました」といういろんな人の例を紹介します。小学校高学年くらいの子どもから大人まで活用できます。
本人の様子、家族の状況や気持ち、これまでの家族の歩み、などひとりひとりちがいますので、正解[せいかい]が決まっているわけではありません。試せそうと思うことから、取り入れてみてください。
*イラストのダウンロードPDFをアップしました 更新日:2019年9月29日
病気の本人との接し方[せっしかた]に関すること
- 病気の知識をえる
- 病気でできないことは、本人を責めない
- 緊急時[きんきゅうじ]には迷わず110
- 負担にならない範囲[はんい]で、話をきく(時間を決めておいてもok)
- キョリをとって見守る
- 調子が悪そうなときにはそっとしておく
- 子どもや家族が病気を治すことはできないので、病気の治療は病院にまかせる
- とても心配な様子のときは、「私は○○が心配」と伝える
- 先回りせずに「どうしたらよいか」本人に聞いてみる
- 大切な話をすると感情的になる場合は、家で密室で話さず、ファミリーレストランなど、まわりの目がある場所を選ぶ(車で行くとお酒を飲めないのでよい)
- ・・・
自分でできること
- 自分の生活を大切にする(自分の好きなこと、人、場所、アイテムetc)
- イヤだなあという気持ちを感じてもOKにする
- 自分を守ることを優先する
- 身の回りのことは自分でする(病気の本人の助けにもなります)
- 自分ひとりの時間をときどき確保する
- ・・・
*ワークシートなどをつかって、セルフケアに取り組めるコラムも、このサイト内にあります。このページの下の方の関連ページにリンクがあります。
だれかに相談してみる方法
- 相談できる人を見つける(できれば大人)
- 1人だけで抱えこまない(家族以外の人が家に出入することで良い知恵が生まれることも)
- 生活(食事や家事、きょうだいの世話など)をサポートしてくれる人や便利アイテムを見つける
- わからないことは、病院のスタッフに聞いてみる
- 役所の相談窓口を活用する(無料)
- 家族会に行ってみる
- 一緒にいることがつらいときには、はなれる選択[せんたく]も考える
- ・・・
相談シート
相談することを整理しておくためのシートです。
どこか相談先に電話をするとき、出向くときなど、聞かれやすいことを、あらかじめメモしておくと話しやすくなります。
PDFを印刷して書き込んでおいて、相談先でそのままわたしてもOKです。コピーをとってもらい、原本は返してもらいます。
関連ページ
ストレスコップで調子を見える化/ストレス解消法をふやす/自分のサポートマップ/ぐるぐるをときほぐす4つのヒント/相談先・チェックリストへのリンク
を掲載しています。ワークシートやツールを紹介しながらセルフケアに取り組めます。
(うつ病のパートナー向けのコーナーで書いたコラムですが、どんな病気でも、どんな立場でも参考にできます)
》お近くの相談先(家族会、役所の相談窓口、電話相談など)
》全国の親と’子ども’の支援団体・情報(子どもの立場の方の集い、SNSグループなど)